その1：答えの一つが、この下のグラフです。(数値の単位はMB/s)   ※V50LA、V36LAともにEDO64MB。CPUはK6-2 400MHz ※4KB、16KBはCPU内ですから、無視してください。 ※V50LAはキャッシュが効いていない(と思われる)ので、64KB〜512KBは無視してください。 V50LAをV36LAと比較してみてください。V36LAはV50LAに比べてほとんどの場合で上回っています。 V50LAでintelsatを使用しても、V36LAをよりちょっと速くなるだけです。 その2：PCI周りの改善 V50LAはチップセットのAladdinII出来の悪さにより、PCI周りがとても遅く、V36LAと同じビデオカードを使用しても、発揮できる性能にかなり差が付いてしまいます。(個人的感覚では、実力の5割も発揮出来ないと思う) そこで比較をしてみました。 共通仕様 CPU：K6-2 360MHz (FinalRealityがV50LAとVIPER V330との相性で66MHzで安定動作しないため、60MHz駆動) (WAは64MBでON) メモリ：EDO64MB(V39LAはSDRAM) HDD：WD CAVIAR 23200 VGA:VIPER V330 (RIVA128ZX) intelsatは未使用 BIOSでDefault設定読み込み後にベンチ。(hdbenchは参考としてV39LAも測定した)  描写関連の部分では、V36LAはV39LAがほぼ同値なので、K6-2 360MHzで出せる値が出ていると思われる。 それに対して、V50LAは前述2枚に差が付いている。 CPUの整数＆浮動小数点演算もV50LAは2枚に劣っている。 HDD関連では、CMDのドライバを導入していない為、V50LAが遅い。  FinalRealityでは、多くの項目でV50LAがV36LAの6〜8割のスコアしか出ていない。 その3：相性問題 V50LAはチップセットにAladdinＩＩが使用されているため、互換チップセットの課題の相性問題が出ます。 V50LAの場合は特に酷い為、V36LAなどに換装すれば使用できるカードの幅が広がります。 その4：USB V36LA以降はUSBが標準装備ですから、V50LAで使用できるUSBカードを探すより、手っ取り早くて確実に動作します。 また、V36LAのLAN付きだと、100BASE-TXのLANがオンボード、セカンドキャッシュが512KBになるので、LANカードでPCIを一個消費する事が無くなります。 以上4点が主な理由です。 少額しかPCパワーアップに使えない方、PCが増えると怒られる方(笑)は、V52LA以前のマザーでパワーアップするよりもV36LA以降に換装した方が、コストパフォーマンス的な面で見ても、かなり良いと思われます。 おまけ(V36LA+intelsatとV39LAノーマル)    V36LAはintelsatを使ってノーマルV39LAと同等とは・・・ |