PCI3スロット化

 注意!
この改造では、拡張カードやM/Bを破壊してしまう可能性があります。
改造は自己責任で行い下さい。
当ページの内容に対して起こった事象に関して、もひな(仮)はいっさい責任を負いません。


V39LA、V38LAのPCIスロットの増設の仕方として、空きパターンのPCIをPCI1にするか、一番下のPCIをPCI1にする
2通りの方法が有りますが、ここでは私が行った、空きパターンのPCIをPCI3にする方法について記述します。

 

この下の文を読む前に、こちらのまりもさんのHPを見に行くことをオススメします。

http://homepage1.nifty.com/marimono/

また、PCIIRQRというソフトは必須です。

 



制作時間が無いため、私のメモからそのまま転載したので、わかりにくいかもしれません。
 
ここではPCIの空きパターンを「スロット上」、真ん中のPCIを「スロット中」、一番下のPCIを「スロット下」と表します。
 

スロット上・・・・・・スロット下と排他的に使用
                        Device NO.20(AD31)となるように配線されている
                        REQJ0に接続
                        GNTJ0と接続

スロット中・・・・・・Device NO.19(AD30)となるように配線されている
                        REQJ1に接続
                        GNTJ1と接続

スロット下・・・・・・スロット上と排他的に使用
                        ジャンパでDevice NO.20(AD31)とNO.18(AD29)を選択(デフォルトではNO.20)
                        ジャンパでREQJ0とREQJ2を選択(デフォルトではREQJ0)
                        ジャンパでGNTJ0とGNTJ2を選択(デフォルトではGNTJ0)
 

PIRQとINT#系の接続状況
PIRQルート
PIRQ#0
PIRQ#1
PIRQ#2
PIRQ#3
スロット上
INT#A
INT#B
INT#C
INT#D
スロット中
INT#D
INT#A
INT#B
INT#A
スロット下
INT#A
INT#B
INT#C
INT#D

 

3スロット化するには・・・

●その1(スロット上をPCIスロット3にし、スロット下をPCIスロット1にする。簡単)

スロット上のIDSEL、REQ、GNT、INT#0〜#3までをパターンカット。
スロット上のISELをAD29に接続し、REQをJ2、GNTをJ2に接続。
スロット上のPIRQとINT#系の配線を以下のようにする
PIRQルート
PIRQ#0
PIRQ#1
PIRQ#2
PIRQ#3
スロット上
INT#C
INT#D
INT#A
INT#B
スロット中
INT#D
INT#A
INT#B
INT#A
スロット下
INT#A
INT#B
INT#C
INT#D
スロット上用のクロックはマザーボード上でとぎれているので、マザーボードにチップ抵抗を付けつなげるか、
スロット中もしくはスロット下からクロックを取ります。
 

●その2(スロット上をPCIスロット1にし、スロット下をPCIスロット3にする。ちょっと面倒くさい)

スロット下のIDSEL、REQ、GNT、INT#0〜#3までをパターンカット。
スロット下のISELをAD29に接続し、REQをJ2、GNTをJ2に接続。
スロット下のPIRQとINT#系の配線を以下のようにする
PIRQルート
PIRQ#0
PIRQ#1
PIRQ#2
PIRQ#3
スロット上
INT#A
INT#B
INT#C
INT#D
スロット中
INT#D
INT#A
INT#B
INT#A
スロット下
INT#C
INT#D
INT#A
INT#B
スロット上用のクロックはマザーボード上でとぎれているので、マザーボードにチップ抵抗を付けつなげるか、
スロット中もしくはスロット下からクロックを取ります。
 
 

以上の方法で動作すると思われます。
私はSLOT F、V39LA SLOTで成功しました(IDEカードでの問題が起きる情報あり)


★その1でのパターンカット場所(V39LA RAISERの場合)


★その1での改造後の写真(V39LA SLOTの場合)